2020年前半のおねショタ界隈

2020年に入っても作品の数は右肩上がりに増えて行っているので、このまま行けば00年代~10年代前半の妹萌えブームを超えるんじゃないか?と思うぐらいの勢いです。とはいえエロ漫画誌、一般向け漫画誌、WEB漫画誌ラノベで増えている一方で商業エロゲー、エロ小説のジャンルでは全く増えないので需要の違いと言ったところでしょうか。おねショタという言葉が一般的になりましたが「高校生はショタなのか?」「中身が大人で少年化したのはショタなのか?」と考えると夜も眠れません。

 

一般向け漫画誌ラノベ業界はエロコメ押しの流れが以前より増している中で、おねショタは読者の好き嫌いがはっきりしていて、その上エロの構図がテンプレ化して分かりやすいので追い風になっているのは感じますね。男の子が受け身で口調が優しく、お姉さんが積極的に男の子にスキンシップを取るので男の子の体がお姉さんの胸に埋まる形で別にセックスをしなくてもエロ描写が作りやすいので、エロ漫画のノリを一般向けでやっても違和感がないのは強みですし実際に多用されています。少女漫画にありがちな男の子の口調がキツくて女性に積極的な感じなのは嫌いな人が多いのか自分が見た範囲だと全く見ませんでした。

 

アニメだと「すのはら壮」の次は「姉なるもの」がOVA化決定していて、今度はMF文庫オーディオドラマ化している「神童勇者とメイドお姉さん」「聖剣学院の魔剣使い」がアニメ化するんだろうなと思っていましたがオーディオドラマ化していない少年エースの「女神寮の寮母くん」がTVアニメ化するという記事が出てきたので意外でした。

 

主流のジャンルの考察

 

・日常+ハーレム+エロコメ

主人公に主体性がないので話を動かすことが出来ず、読者を飽きさせないように次々と新しいヒロインを投入していって、主人公が出てこなくてもヒロイン同士で話が成立するようになる段階まで行くと主人公の存在がどうでもよくなってくるので主人公が男の子だから読むというタイプのマニア的には微妙になっていくのは否めません。

 

異世界+ハーレム+エロコメ+バトル

特にラノベ界隈で人気のジャンルで、主人公を最強(世界観の中でなのか、仲間内でなのかは曖昧)日常系のハーレムものにありがちな「主人公がいなくても話が成立する」という欠点がなくなり、主人公が男なのに可愛くて強いというギャップ萌え的な要素が出てくるので主人公が青年の作品と差別化できます。仲間内での強さの度合いをドラゴンボールで例えると主人公が孫悟空でヒロインがベジータ的な役割でしかないため、ヒロインが活躍するのが見たいという感じだとイマイチ活躍しないので消化不良なものは出てきますね。

 

・エロに頼らない(頼りすぎない)日常もの

ヒロインの数をウリにしているハーレムものと比較すると、少年の心理描写に重点を置いたジャンルになります。男の子が通っている小学校(もしくは中学校)の日常、男の子の人間関係、男の子が共感できる要素があるか・・・と積み重ねていかないと雰囲気が出ないので難しいジャンルです。少年向け漫画誌で少年が主人公ものはバトル、ホビー系、ギャグが主流なので、少年向けというよりは大人が読んで童心を擽れるのかが重要になってきます。