うぶな27才とむくな11才 の感想

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「すのはら壮」「姉なるもの」がヒットしてから後を追うように一般向けの媒体でおねショタブームが起こっていてまるで筍のように新連載が始まってますが、2019年も終わりに近づいてきた12月に注目作が出てきました。なぜ注目作かと言えば「オヤマ菊之助」が代表作のエロコメの作者が描いているのに、ヒロインの裸が出てもエロくないからです。エロく描かないようにするのは編集者の指示みたいですが・・・女性向けを意識しているんでしょうか。

 

あらすじは女性漫画編集者の浄行寺は担当している漫画家の小桜エイトのネームを通さないと言ったらエイトが「このままじゃ(収入がなくて)干上がってしまう、子供の学費すら・・・」と答えたので、浄行寺が「(子供を)働かせればいいじゃないですか。ホームヘルパーを探しているんです」とエイトにハッパを掛けたらその場にいたエイトの息子・茅が本気にして浄行寺の家に住み込みに来て浄行時が茅の扱いに困る・・・という感じです。

 

おねショタでキャリアウーマンと訳アリ少年の組み合わせはこれまでにいくつかありましたが、本作の場合だと主人公(女)の浄行寺をネコ目にしてあえて可愛く見せない描き方にして少年(茅)の可愛さが際立つような作風にしています。仕事では有能だが人付き合いと家事が苦手な浄行寺が、人懐っこくて言葉遣いが丁寧で家事が万能の茅に振り回されるという流れで浄行寺の独白が多い作りで女性読者がお姉さんに感情移入させるような作りなのかなと思いました。茅の心理描写は2話の時点ではあまりないですが、母親が出てこず父親は家事をしないので、父親に対する妻の役目を茅がやってるから嘘みたいに出来がいい少年になってしまったんでしょうか。家事を頑張っても父親がそれが当たり前のようになってて茅を褒めないので、茅は家族の愛情に飢えてるように感じられ浄行寺に対する尽くそうとする姿勢とかスキンシップが激しいのかもしれません。

 

お姉さんが少年に尽くされるという意味ではすのはら壮と逆で甘くないおねショタですが、人間関係のドロドロみたいなストレス要素がなくて日常生活や食事の描写に力が入っていて癒されます。読んでると茅の声が釘宮理恵で脳内再生されるのでアニメ化してほしいかな・・・