おねショタエロ漫画大賞2019「快楽天2019年5月号」

2019年のエロ漫画業界で起こった大事件と言えばコンビニのエロ漫画誌が消滅したことですが、コンビニ誌が書店売り化した事で自主規制が以前より緩くなって相対的におねショタが増えました。おねショタは内容が被りやすいジャンルなので「あえてテンプレ展開で行くか」「ショタの性格が悪くない範囲で話・設定を捻るか」の二極化が進んでいます。おねショタを読めば読むほど「こういうの前に読んだな・・・」という既視感が強くなってしまうので、話を捻った作品の方が記憶に残りやすく快楽天系(コミフロで読める範囲)が他社よりマニアックに見える傾向ですね。

 

今年で一番印象に残ったのが快楽天2019年5月号の「楽園のわるい子たち」と「おわった世界でこんにちわ」ですが、それぞれ別の作者の漫画ですが2本でワンセットとして語るしかないので大賞は快楽天5月号とします。なぜそうなるかと言えば、「楽園のわるい子たち」がアダムとイヴのおねショタという設定で人類の最初のセックスを描いた作品で、「おわった世界でこんにちわ」は人類が死に絶えて最後に生き残ったのがお姉さんと男の子という設定で人類の終わりを描いているからです。これを同じ雑誌に載せるというのは意図的としか考えられません。

 

「楽園のわるい子たち」

アダムとイヴのおねショタ。アダムをイヴが「あっくん」と呼ばせるセンスが凄いです。お互い全裸で恥じらいがないのですが禁断の実(りんご)を食べたことで恥じらいと性欲が芽生えます。カラーで6Pと短い作品ですが、常に男の子の表情を見せるコマ割りで正常位と手懸けを描いているので、絡みの構図がとても上手いです。

 

「おわった世界でこんにちわ」

人類がお姉さんと男の子以外死に絶えたという陰鬱な設定なのに、お姉さんが一人で喋り倒すので陰鬱さを感じられないギャグっぽい雰囲気になっています。お姉さんが美容師志望だったので男の子の伸びた髪を切る・・・という2Pを使った描写が切なさを出しています。オガデンモン先生が描くお姉さんはビッチ設定が多いですが、今回は処女で彼氏が死んだのでどうしても男の子とセックスがしたいと喋り倒して初体験を済ませるという流れになってます。人類が死に絶えているので道路の上でベッドを敷いてセックスをするというのがぶっ飛んでますし、男の子がレイプ目で一切喋らずにお姉さんにやられるがままというのがシュールです。最後に男の子がやっと一言喋って終わるのがしんみりしました。こちらも常に男の子の表情が見える構図で騎乗位や正常位を描いているので迫力があります。