小悪魔系JKなので小学生を誘惑してます の感想

おねショタの一般向け同人誌が書籍化しました。同人誌が一般向けになるのは「姉なるもの」で前例がありましたが、あっちの方は元が成年向けなので一般向けのおねショタで商業化は初なのではないでしょうか。

 

団地に住んでいる小学生の男の子の部屋の隣に高校生のお姉さんが越してきた・・・という粗筋でお姉さんが家庭教師として男の子の家に定期的にやってくることで接点ができます。本作の特徴としてはお姉さんが男の子をからかうのとキスを全編通して何度もする事です。おねショタは一般向けでもエロ描写が多いのが基本で、本作も胸チラがあったりしてエロ描写が全くない訳ではないですが、男の子がお姉さんの体に性欲的な反応をあまりしないのでエロ描写よりもキスの方が話の中心になっています。

 

おねショタはお姉さんの描写が多くて男の子の描写が足りてないものが多いのですが、本作の場合は男の子目線を大事にしていて、小学校での日常や同級生もちゃんと描写して、お姉さんの日常は男の子の見える範囲でしか殆ど描かれないというかなり割り切った作風になっていました。お姉さんの高校生活とか交友関係とか団地に引っ越してくるまでの過去は全く分かりません。この辺は好みが分かれる所ではありますが、ヒロインを重点的に描く作品というのはよくありますし女は謎が多い方が面白いので個人的には好きですが。

 

中盤までコミカルだった話は、お姉さんに積極的になっていく男の子と一線を超えたら倫理的に不味いので距離を置こうとするお姉さんでどんどんシリアスになっていくわけですが、お姉さんに距離を置かれたくないという男の子の気持ちが重点的に描かれるという点でヒロインが重点的に描かれがちなラブコメとは一線を画している展開だと言えます。おねショタで「男の子が可愛そうだからお姉さんはちゃんと振り向いてあげてよ」みたいな感じになるのってあんまりないのではないでしょうか?

 

男の子の口調がやや乱暴でお姉さんに「お前」と言ったり女の子の同級生に名字で呼び捨てにするのがやや気にかかりましたが、おねショタでありがちな丁寧語で礼儀正しいショタより等身大の男の子としてはリアルなのかもしれません。男の子の同級生「相沢さん」が男の子とお姉さんの関係に嫉妬しているのがペンギンハイウェイのハマモトさんみたいで可愛く、おねショタだけだと重く感じるので第三者視点のいい清涼剤になっていました。こういう頑張る女の子は可愛くて好きです。