コンビニのエロ漫画誌のおねショタ

ニュースで2019年の8月末に大手コンビニチェーン店3社が成人向け雑誌の取り扱いを停止すると報道していた。コンビニのエロ本は表紙に乳首を出さないという自主規制を課しているので、これが写真だろうが絵だろうが一般向け雑誌とさほど表紙は変わらないわけで意味がないように思う。コンビニのエロ漫画誌は青テープで立ち読みができないようにしてあるが、青年向けの漫画誌だと青テープなしで性器を描いてない事以外はエロ漫画と変わらないものが載っているわけで、エロ漫画誌だけ取り扱いをやめることにますます意味を感じない。

 

一般向け漫画誌は基本的に連載ものばかりだが、エロ漫画誌は読み切りが主体で連載ものは少ない。一般向け漫画誌でウケそうにないものでも、エロ漫画誌は読み切りだからアンケートでウケが悪かったら次は違うのを載せればいいという思い切りがあるため、一般向けにない幅の広さがあった。おねショタ自体も一般向けでウケが悪いであろうジャンルで数が少なかったが、エロ漫画誌だと掲載陣の中での変化球とか作家が前に描いた竿役と被らないようにするという意味での定番ジャンルの一つになっていた。しかし、エロ漫画で竿役がショタが人気がないのはエロ漫画誌のサンプルを毎月チェックすれば分かる事で、雑誌1冊につき1本載ってるか載ってないかのレベルだ。数が少ないからこそ射幸心を煽り、例えるならトレーディングカードのレアカードと言ったところか。これがありふれたものだったらすぐに飽きたと思う。

 

コンビニのエロ漫画誌は自主規制が強いというのは快楽天3誌(快楽天、ビースト、失楽天)の印象が強いだけで他はこれに比べると緩い。おねショタで言えば実姉ものは快楽天3誌には絶対に載らない。ホットミルクとペンクラは近親相姦OKなので書店売りとさほど変わらない感じはする。コンビニ誌と書店売りエロ漫画誌で明確に違うのはランドセルの有無で、コンビニ誌でここ数年の間ランドセルは見たことが無い。

 

コンビニのエロ漫画誌の平均的な画力はインフレする一方だったが、レベルの高い所で停滞するとマンネリを感じた。目が肥えてくると画力が高いだけでは何も感じなくなるぐらい感覚が麻痺してしまう。そんな中でおねショタはエロ漫画誌の変化球枠として読む度に新鮮味を感じるほど進化していった。エロ漫画は「魅力的なヒロイン」を高い画力で魅せるのが中心で、作家にもよるが竿役はさほど重視されてない事が多かった。おねショタは「ヒロインを魅力的に見せつつ、ショタも魅力的に描く」という部分で進化していき、ショタの表情を強調したコマやショタの表情が見えるように絡みを描くという方向で「抜き」を重視する為に竿役の存在感を薄くするエロ漫画とは違う方向で複雑になっていった。ショタ優勢のものや筆おろしものだったのにショタが絶倫で逆転するというものはウケが悪いのか減ってきて、エロ漫画という枠組みでショタをいかに見せるかという路線にシフトしていってるように思う。メジャーな快楽天3誌の時点で女性上位だらけで逆転が少ないので、マニアックになる書店売りや同人が逆転なしを強調するとなると「挿入なし」「暴力」「ショタの死」で差別化していってるのかもしれない。ここまで竿役が上位的なものが嫌われるジャンルは異様とも言える。

 

2010年前半は「おねショタは流行らない」と言われていたが、艦これのエロ同人ブームやエロ系作家が描いてる「すのはら荘」「姉なるもの」「姉のおなかを膨らませるのは僕」のヒットで以前とは比べ物にならない程増えて、一般向けはコンビニのエロ漫画の構図を連発するようなおねショタ漫画が当たり前になった。お姉さんの胸の谷間にショタの頭を押し付けるものや、ショタの背中にお姉さんの胸を押し付けるものはもはや一般向けでもテンプレと言える。大手コンビニチェーン店のエロ漫画誌取り扱い停止でコンビニのエロ漫画誌が終わってしまうとしても、おねショタのストーリー展開やら身長差を生かした構図は一般向けのエロ枠として生き残っていくのだろうか。