仮面ライダービルド劇場版の感想

公式によると45話と46話の間の話との事ですが「そんな余裕があったか?」と思うぐらい本編は隙間がないので基本的に2話完結だったW劇場版と比べると違和感が強いです。エボルトが好き勝手やってる最中でのんびりしてる暇なんて無さそうに思えるのですが。

 

ストーリーはエボルトが地球を滅ぼすのを先延ばしにしてる事に耐えかねて、エボルトの陰で動いていたブラッド族の3体が表舞台に出てきて地球を滅すために動くというもの。その3体が東都、西都、北都の都知事になりビルドを政治的に追い詰めていく・・・と思いきや東都担当の伊能が日本人の大半を特殊能力で洗脳してビルドを襲わせるように仕向けた為、政治要素は皆無でした。本編と違ってエボルトの出番は少ししかないので、ブラッド族3体との戦いになるわけですがやってる事がエボルトと全く変わらない上に、戦兎に「お前をライダーに仕向けたのは俺」だの万丈に「恋人をスマッシュにしたのは俺」だの言ってる事もエボルトと同じなのでTVシリーズでやった事を映画でまた繰り返しているので既視感しかありません。途中で万丈が伊能に洗脳されて戦兎の敵になるわけですが、これもTVシリーズの中盤でやったわけで驚きがないです。伊能の目的はビルドドライバーとハザードトリガーを奪ってライダーになり、パンドラボックスの力を使って地球を滅ぼす事でしたがこれもまたエボルトがTV本編の中盤からやってる事と変わりません。敵が変わっても話に変化がないのはとても苦しいですね。伊能がハザードトリガーと万丈のドライバーを使ってライダーになってしまったので、戦兎と万丈が合体するように変身してジーニアスより強いらしいクローズビルドフォームになりましたが1体の体に意志が2つあるというのは仮面ライダーWまんまで劇場版限定フォームとはいえ新鮮味が全くないです。伊能が変身する仮面ライダーブラッドはCGでコブラのような大きなエネルギー体を発生させるぐらいしか能力が分からず、ハザードトリガーを戦兎に奪い返されても変身が解けなかったので仮面ライダーカブト劇場版でコーカサスがハイパーゼクターを奪われても姿が変わらなかったのを思い出しました。クローズビルドも特徴がこれといってなく、キックであっさりとブラッドがやられてイマイチ盛り上がりませんでした。今回の劇場版とTV本編の終盤でハザードトリガーが重要なアイテムだと強調されていますが、これからのTV本編でジーニアスにハザードトリガーを使ってクローズビルドより強い新しいフォームになる予感がします。

 

北九州でロケをしたとの事ですが、場所の移動が東都で出てきた場所を行ったり来たりする感じでどこに行ってるというテロップが出てこないので、北九州を舞台に戦っても突飛でストーリー進行上に必要な要素だったのか疑問に感じました。ロケ地は北九州だけど作中では東都という事なんですかね・・・

 

本編の最大の見どころはジオウ登場シーンです。過去のライダー映画のように本編の途中で次回作のライダーが助けにくるのではなく、エンディングが終わった後に戦兎が研究所で白いパンドラボックスを使って実験をしていると、白いパンドラボックスが異次元を呼び出すという形で戦兎がディケイド1話のライダー大戦で出てきたような風景に巻き込まれます。2期平成ライダーとボス級の怪人たちが戦っているわけですが、巨大なロボットが飛んできて戦兎の前に降り立ち、ロボットの前面がパカッを割れると中からジオウが登場します。マシンロボのバイカンフーのようなギミックでライダーが登場しただけでも驚かされるのですが、ジオウはビルドの力を持っていると言い出してビルドをモチーフにした丸い時計をベルトに付けると、これまたビルドをモチーフにしたアーマーが登場しジオウが装備するような形でフォームチェンジします。ディケイドが他のライダーの力を使うとベルト以外同じになるので、ジオウはアーマーを装備するという形でディケイドと差別化していると感じました。ジオウがビルドの力であっさりと怪人の群れをやっつけて爆発。そして12月公開のライダー映画の予告で終了しました。平成ライダーが横一列に並んでジオウが真ん中に立っている構図ですが、一部のライダーがディケイドライバーになっているのでディケイドが数体いるのでしょうか?新しいライダーのジオウだけではなく、ディケイドの立場がどうなっているのかという部分にも要注目ですね。