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キン肉マン 131話

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バッファローマンの角を折るガンマン

前回の引きと同じく、ガンマンの手刀がバッファローマンの角を折った所から開始です。ガンマンは折った角の根本をエルボーで痛めつけますが、バッファローマン一本背負いで返しビッグブーツで反撃に出ようとするものの、ガンマンに足を掴まれラリアットでロープまで弾き飛ばされて顔面を殴られ続けます。

バッファローマンの体の色が変化してないので、感情的な力が落ちてるのかもしれません。

 

・昔バッファローマンの角を折ったウォーズマンのコメント

七人の悪魔超人編でウォーズマンバッファローマンと対戦し、例の1200パワーの二刀流スクリュードライバーバッファローマンの1本の角を折りました。しかしバッファローマンの角を折る為の攻撃ではなく、避けられて角に直撃しただけです。そしてハリケーンミキサーの3連発でKOされました。実況が「狙いはバッファローマンの心臓だ」と言ってるので、当時のウォーズマンの狙いも恐らくその通りなんだと思います。結局避けられたので実況は「外した」と表現していました。

今回のウォーズマンの台詞だと「かつて俺が全身全霊を込めてやっと一本折る事がができたあの角を・・・まさか腕の力だけで折り取るとは!」と言っていますが、この技を仕掛ける前の攻防でロングホーンにベアクローを粉砕されたので一本折っただけでも健闘したと言えると思います。何故かベアクローはまた生えましたが・・・

何時のまにかウォーズマンが最初から角を折る事が目的だったかのように、設定が上書きされてるのがキン肉マンらしくて面白いですね。

この後の話でバッファローマンの角は何度も折れるので、今回のウォーズマンの台詞の情けなさが浮き彫りになります。7人の悪魔超人編ではキン肉マンに負けた後、ミート君を助ける為に自分の角を折ってますし、夢の超人タッグ編だとドクターボンベがノコギリで切断、王位争奪編ではマンモスマンをリング外でKOし墜落しそうなリングを支える時に角の片方が折れかかっていました。

Ⅱ世の究極超人タッグ編ではロングホーントレインとビッグフットエクスプレスのぶつけ合いに負けて角が折れ掛かり、その後の万太郎とカオスのツープラトンでKOされ完全に折れます。

こうやって並べて見るとウォーズマンの二刀流スクリュードライバーバッファローマンの角を折った件は大したことがなさそうに見えて切ないです。心臓を外して相打ちに持っていくのは出来ませんでしたが、角を折った事でその後のキン肉マンvsバッファローマン戦でキン肉マンを助けた事にはなるのですが。

 

・強すぎるガンマン

ガンマンがバッファローマンを痛めつけた後、1P丸ごと使ってガンマンの立ち絵が出てきますが迫力が物凄いです。威圧感があるガンマンのデザインと、影の付け方の相乗効果が素晴らしくバッファローマンが勝てそうにない絶望感が出ているページだと思います。

 

・またウソをつくバッファローマン

ガンマンに痛めつけられたバッファローマンは闘いは楽しいと言い放ち心は折れてないように見えます。回想で「オレはこういう戦場を求めて悪魔超人界の門をたたいたんだったな」と振り返りますが、7人の悪魔超人編でバッファローマンが悪魔超人界入りした理由は【技やテクニックがダメで超人格闘界では三流だったので、パワーを身に着けるために悪魔に血を売った】であり全然違います。サタンと【1人破るごとに1万パワーを貰える約束をして、1000人倒したので1000万パワーになった】事も重要な部分です。計算すると1100万パワーになるんじゃないのかと矛盾が出てくるので忘れられない設定ですね。

またウソをついたのにガンマンの真眼で見破られず怒られなかったのが不思議です。

 

新シリーズに入ってからサタンの存在が一度も触れられないので、バッファローマンの回想からもサタンが出てこないようになれば、何かしらの設定の上書きが出てくるかもしれません。悪魔超人界を作ったのは悪魔将軍だというのが本編やファンブックで説明されているので、サタンが無かったものとして扱われている印象を受けます。

旧作ではサタンの存在は黄金のマスク編の途中から触れられなくなり、正義超人軍と悪魔超人軍の戦いは悪魔将軍が倒されて決着がつきました。それから数十年後のⅡ世の究極タッグ編でやっと再登場したぐらいなので、悪魔将軍とサタンの設定がぐちゃぐちゃになり扱いにくくなってる感じです。

 

・再度立ち上がるバッファローマン

バッファローマンはガンマンに殴られた事で片目が腫れ上がり、焦点が定まらずガンマンが二重になって見えています。そこで自分の片目を殴り潰す事で補おうとしました。これはキン肉マンvsバッファローマン戦で、キン肉マンの攻撃で頭が弱い事を見抜かれたバッファローマンが、コーナーポストに頭を打ち付けて頭に耐性を付けて弱点を消した件を彷彿とさせます。ここで実況が「バッファローマン乱心したかー」と言いますが、7人の悪魔超人編の実況と全く同じことを言ってるので前の展開をなぞってますね。

片目だとそれはそれで焦点がズレるんじゃないかと思うんですが、距離が近いので大丈夫なんでしょうか。

バッファローマンは過去を振り返り精神的に余裕が出て来たのか、また体の色が変化します。ガンマンの台詞によるとパワーがまだ上昇し続けているようで、ガンマンは以前バッファローマンと戦ったサイコマンと同じく、バッファローマンのパワーを引き出させる為にひと思いに倒さなかったみたいですね。

バッファローマンがそれを疑問視しつつも面白いと言っていますが、ガンマンは正直に戦いたいだけだと返します。

単純な勝ち負けではなく、お互いに全力を引き出した状態で戦いたいというのはとてもプロレスらしくて面白いです。これは試合形式がプロレスまんまのキン肉マンだからこそ説得力が出る理由づけだと思いました。

ガンマンは試合当初にバッファローマンを下等だと罵っていましたが、バッファローマンが本当の力を出して強くなると褒めているのでキャラ付けが今までのキン肉マンにはなかった感じなので新鮮でした。バッファローマンの方もガンマンをスニゲーターの仇ではなく、好敵手と認めており面白い関係になっていると思います。

 

・ガンマンのウソ

バッファローマンはガンマンに疑問を投げかけます。嘘が嫌いで正直な性格なのに、真眼でザ・マンをなぜ見ようとしない?と。ここでガンマンが驚き、武道が椅子に座ってるコマで引きです。

ガンマンはザ・マンを今も変わらず心から尊敬しているので全く疑ってないのか、内心疑いつつも真眼で見る事ができないのか。それが次回への投げかけでしょうね。

悪魔六騎士と戦ってきた始祖たちの大半は、悪魔超人を下等超人と罵りつつも強くなっている事を喜んでいるかのようでしたが、ザ・マンとネメシスはこの力を警戒しているのが対照的ですね。今回のガンマンもバッファローマンが強くなっているのを嬉しがっているので、キン肉マンと戦った超人が起こす感情的な力を否定するザ・マンとは考え方がズレてくると思います。そしてザ・マンが自分の考えに近いネメシスを自分に何かあった時の後継者だと認めた理由がわかったような気がしました。