読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

牡丹と薔薇 30話

中島丈博 昼ドラ 牡丹と薔薇

・前回に引き続き、香世の部屋でひな祭りを祝うぼたんと香世の2人。何気ない話から「弟のシャツを縫ってプレゼントする」とぼたんが言った事で香世が「何で私には縫ってくれないのよ!」と癇癪を起し、着物を無理やり脱がせようとする。その結果、ぼたんはひな壇に倒れ滅茶苦茶に。香世は転げ落ちたひな人形の首を引きちぎり怒りをあらわにする。

・ブティックの仕事に戻るぼたん。職場の雅也は「寂しかった、今夜いいかな?」とぼたんを誘う。雅也はラブホテルルにぼたんを連れ込もうとするが「体をささげてもいいけどここじゃ嫌なの!」と拒絶される

・ぼたんに帰られてしまった雅也はみはるの店で飲もうとするが、偶然に香世と出くわす。香世に今までの経緯を馬鹿正直に話す。

・家政婦が富貴子に「ぼたんは金を盗んでおらず、香世が盗んだ金を押し付けられた」と告白される。富貴子はぼたんに対する見方を改め、優しく接するようになる

・富貴子が香世に金を盗んだ件を問い詰めるが、御託を並べられて言い逃れをしようとするので呆れる。

・香世が服の件で嫉妬したせいなのか、ぼたんは香世の為にドレスを縫う。それに感動すた富貴子はさすがお姉さんのねと言う。

・雅也は野島家に電話を掛けるが、出たのは香世だった。香世に言われるがままドレスを渡す計画に従う雅也。

・その夜、雅也に誘われたぼたんは「今日は遅くなる」と富貴子に伝え外出。それを見た香世はぼたんの部屋に入り、ぼたんが作ったドレスに待ち針を刺し「懲らしめてやるんだから」と次回。

 

今回では富貴子がぼたんに優しくなっていく過程と、雅也の行き過ぎたぼたんへの恋愛感情を香世が玩具にする流れが描かれました。あれほど人の言う事を聞かなかった富貴子が「ぼたんが実は金を盗んでいなかった」という事実を知るとあっさり気を許してしまうのは違和感がありますが、娘の香世も感情の起伏が激しいので「香世は母親似たのか」と考えると妙に納得してしまうものがあります。

 

雅也はぼたんを急にホテルに誘うなど、性欲が溜まっているのか突飛な行動が目立ちます。言ってる事が無茶苦茶で店で暴れた香世にぼたんの事を相談するぐらいなので、馬鹿なのか欲求不満が溜まって正常な判断が出来ないのか判別しがたいです。

 

香世はぼたんの目線が自分だけに向かず、周りの人間がぼたんに優しく接するので何もかもが面白くなく、ぼたんと周りの人間の関係をぶち壊したいという狂った行動理念がとても印象的ですね。

 

牡丹と薔薇の感想を書いて30話が経過しました。全60話なので半分が過ぎた事になります。中島御大の昼ドラは明確なストーリーが提示されず、様々な立場の登場人物たちが複雑に絡み合い揉め事が起こる事でストーリーが作られていきます。1話分の中で2つ3つの出来事が並行して起こるのが日常茶飯事なので、書くことが多すぎて時間が掛かるという事を思い知らされました。