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ストーカーを題材にしたドラマ? シンデレラデートの衝撃

昼ドラ

さくら心中から天国の恋まで3年連続で中島脚本の昼ドラが作られてきましたが、2014年の東海枠の昼ドラはシンデレラデートが最後になり、中島御大の昼ドラがもう放送されない事が確定してしまいました。

 

あらすじを見ると人妻が男と恋に落ちる内容なので「天国の恋と比較になるんじゃないか」と試しに見たのですが、何もかもが淡々としていて印象に残らないドラマだと思いました。

 

登場人物の過去をチラっと見せる思わせぶりな伏線が色々張り巡らされるのですが、どの要素もぶつ切りで話が進んで行って登場人物の話が噛み合わず淡々と進んで行くのはあまりにも不気味です。

普通に見てるだけでは何も見どころがないのですが、ヒゲ面の主役級の男がストーカーなんじゃないか?という視点で見れば、ストーリーの趣旨とは別の意味で興味深いドラマになります。

 

1話の時点からヒゲ面の男はジャカルタに来た主人公の女教師に付きまといます。女教師のどこに魅力があるのかはわかりませんが、とにかく付きまといます。女教師が外人に拉致されそうになった所で、ヒゲ面の男が助け入るのが1話の山場になるのですが、助けるまでの過程が「黙って後を付けていたから」なのでストーカーに見えてしまうんですよね。

 

2話以降もヒゲ面の男は女教師に付きまといます。助けてもらったとは言え、さすがに女教師は鬱陶しくなったのか「私には旦那がいる」と言って拒もうとしますが「君と出会ったのは運命だ」と言って諦めようとしません。ますますストーカーっぽく見えてしまいますね。

話が進んで行けば、なんとなくヒゲ面の男と女教師は仲良くなっていき一緒に飯を食べます。一方的に話をするヒゲ面の男に対し、女教師は「あなたばっかり話をするのは聞かれたくない事があるから。じゃあその聞かれたくない話をして」と性格が悪そうな事を言います。でもヒゲ面の男は話そうとしません。

そんな中でヒゲ面の男はキスしたり、女教師が日本に帰らなきゃと言うと空港までついていくぐらい諦めきれなかったりの押し問答がありましたが、結局女教師は日本に帰ってきます。

 

ここで関係が切れるかと思ったら突然、ヒゲ面の男は日本に来ます。ここからがこのドラマの恐ろしい所で、ヒゲ面の男が新聞記者という職業を生かして女教師の身辺を調べ、父親が入院している病院や働いている学校に顔を出しに来ます。視聴者からすれば恐怖以外の何物でもないのですが、BGMが普通なので制作側としてはホラーじゃないシーンなのかもしれません。

ヒゲ面の男はまた女教師に付きまといますが、女教師がなびかず時間切れで結局ジャカルタに帰っていきます。

 

ここで問題の6話。生徒がジャカルタに帰ってこないので女教師は再びジャカルタに行くのですが、生徒が行方不明だというのに学校は政府を頼ろうとせず問題が大きくならないように最善を尽くそうとします。話が無茶苦茶で突っ込みどころばかりなのですが、ここで女教師はまた外人に拉致されそうになった店に入って事情を聞きだそうとします。外人は女教師に「ついてこい」と言い、女教師は素直に従いますが突然外人が女教師に乱暴して車に拉致しようとします。なんで危ない国だと分かっているのに1話と同じ事を繰り返すんだ?と笑えるのですが、ここでヒゲ面の男がカッコよく助けに入り笑いが堪えられませんでした。今度は女教師の後をつけているという前フリがありませんので、視聴者をビックリさせる演出なんでしょうね。

 

ストーカー気質の男と、感情に起伏がなくストーカーを拒否しない人妻女教師のラブロマンス。女教師の旦那は普通の会社員で女教師の事を「奥さん」と言う以外は特徴がありませんので、三角関係としては弱すぎます。

主人公は古本屋の女房で夫はDV、姑は嫌がらせをする状況で非正規労働者の青年がエロ小説を万引きした所から話が始まる天国の恋の序盤と比べると同じ人妻が浮気する話でもストーリー性が薄いです。

 

7話では生徒が行方不明だというのにヒゲ面の男と女教師は楽しく遊んでいます。ある意味伝説のドラマになりそうな気配がします。