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牡丹と薔薇 12話

豊樹が「長女の事を諦めて牡丹の絵を外そう」と富貴子に言う場面と、鏡子が旦那に「盗んだぼたんの事を豊樹に話して心の重荷を下ろしたい」と言う場面を交互に流した所からのスタートです。

 

前回の最後にぼたんと香代はお互いの電話番号を交換しましたが、今回が始まってすぐ香代がぼたんに電話しママの小料理屋で会っています。他の日にはぼたんが野島家に行き、お互いは気付いていませんが富貴子とぼたんが離れ離れになった親子の運命の再会をします。このしゃっくりが止まりそうになるほどの急展開、恐ろしいです。

 

そして一方で豊樹と鏡子も運命の再会をします。前回の話で野島の祖母が「世話になってる看護婦(鏡子)にお礼を言ってほしい」と豊樹夫妻に頼みますが、鏡子は顔を合わせたくないので逃げていました。今回ではとうとうお互いが鉢合わせしてしまい、鏡子は盗んだぼたんの事を豊樹に話さなければならないと悩みます。ここで面白いのは、鏡子の旦那が「盗んだ事を話せばわかってもらえるだと?都合のいい事を言ってるんじゃないよ」と突っ込みを入れていた事です。鏡子は豊樹に許してもらえると考えていますが、この客観的な台詞が入る事で、鏡子は10数年も人様の子供を盗んでる取り返しのつかない事をしているだったなと再確認できます。ここも中島脚本の恐ろしい所ですね。

 

友達が一人もいなかった香代とぼたんが気味の悪いぐらい仲良くなり、野島家から受け入れられるのは、離れ離れがになった姉妹が再会したことによる宿命なのかと思わせてくるような作りは圧巻ですね。

 

次回予告で豊樹と鏡子が寝るまでの関係になり、鏡子の旦那が怒るシーンが提示されています。ここまでネタバレしていいのか・・・と不安になりますが「ここまで見せても本編は想像を超えて面白いぞ」とスタッフの自信を表している事は想像に難しくありません。