牡丹と薔薇 4話

今回で豊樹と富貴子の関係は今回で式場の予約をする所まで発展します。豊樹が富貴子と出会い、富貴子の父親に気に入られてのし上がっていく様は、都合がよすぎる上に展開が早すぎてついていくのがやっとです。

今回の見どころは、妊娠をきっかけに豊樹を繋ぎ止めようとする鏡子とそれをあっさりと切り捨てる豊樹の関係ですね。

鏡子は懐妊に喜び、豊樹に報告しますが冷血にも「おろせ」と返ます。鏡子は「死んでも産む」とタンカを切った翌日に、非情にも産婦人科医から「吐き気などは想像妊娠からくる症状で妊娠していない」と突きつけられたくない現実を突きつけられます。

その後、自宅のアパートで豊樹の机から富貴子の写真を発見し、豊樹に問い詰めますがあっさりと「今までの礼として金を出すから別れよう」と切り返されて泣きっ面に蜂状態です。

 

ここで鏡子は妊娠してないのに妊娠してると嘘ついてをして豊樹を引き留めようとしますが、豊樹はもう鏡子にこれっぽっちの情もなく切り捨てます。でも豊樹は鏡子が妊娠してない事実を知らないので、どうにか子供をおろさせたいと悩み続けます。

 

文章にしてみれば豊樹が鏡子を捨てるのは酷い事ではありますが、この2人の関係はあまり描かれてませんし、富貴子がいるんだから別れろと周囲から言われて「わかりました」とただ頷いてるだけで人間味が全く感じられませんので、酷い行為が笑いにしか受け取れないのが中島脚本の面白い所ですね。

 

妊娠したと嘘とついて男を引き留めようとする女の執念、長年付き添ってきた女を切り捨てて次の条件のいい女に乗り換えようとする男の非情さ。

登場人物のほぼ全員が豊樹と富貴子の味方で、鏡子には1人も味方はいません。こうなると鏡子に同情したくなりますね。

事が順調に進んでいる豊樹が、鏡子の恨みを買ってこれからどんな痛い目を見るのかワクワクしてくるような引きはさすがとしか言いようがありません。

 

次回予告で次回の展開をネタバレしすぎており、次の放送を見なくてもいんんじゃないか・・・と心配するほどなのですが「これを見せても放送はもっと凄いぞ」というスタッフの自信の表れかもしれませんね