快楽天2017年11月号の感想

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・犬

動物好きの男の子が同じ町内に住む犬好きのお姉さんの家に招かれたが、お姉さんにいきなり耳舐めされたり手コキされたりして嫌がるものの、お姉さんは男の子がスマホでお姉さんのパンツを隠し撮りしてたのを知ってたのでそれを弱みにそのまま筆おろしします。お姉さんが男の子に69を要求して挿入を許す流れが女性上位という感じです。終始男の子の独白が挟まれるのですが、男の子がお姉さんの事を好きになってるという文章の後にお姉さんが犬で他の男の子をおびき寄せて家に連れ込むようなコマで終わっています。つまりお姉さんは男の子なら誰でもいいという事を暗示させて快楽天らしい後味の悪さです。

 

・オトナあつかい

女の子が男2人に絡まれてる所を男の子が殴って助けてるような冒頭から始まって、助けたのは引っ越して疎遠になった知り合いのお姉さんだったという話です。お姉さんが男の子の家に来るのですが、男の子はお姉さんに対して思春期らしい恥じらいがあるのを強調する流れになっています。お姉さんが男の子を誘い受けする形で押し倒されるのですが、男の子は経験豊富な事を言って強がってもおっぱいを吸ったり入れる場所が分からなかったりで童貞という単語は出てこない上で童貞らしさが分かる感じです。お姉さんの表情は崩れないのに、男の子の表情が崩れていくので「負かされる」という女性上位的な印象が強くなっています。正常位、後背位、騎乗位、ちんぐり騎乗位とお姉さんが男の子を攻めてる構図が男の子の表情が見える形で描かれているので見応えがあります。男の子の髪型が逆立ててる形だったのに最後は崩れたり、お姉さんにおちんちんを掴まれて射精を強制的に止められた後でちんぐり騎乗位でイカされるオチは女性上位のまま玩ばれているという感じです。

 

・おとなへの手引き

村の風習で男子は女性から筆おろししてもらうという設定で話は始まりますが、男子は目隠ししてお互い喋ったらいけないという決まりなので、女性に気持ちよくされる男の子の独白で話が進んでいく作りにまっています。初っ端から女性が全裸で男の子がキスされたりフェラされたりするので、この女性が誰なのか読者には分からない感じになってますが、途中で2Pの回想が入るのでこの女性が幼馴染のお姉さんだというのが判明します。男の子が回想しながらお姉さんの名前を呼んでしまったので、そこから目隠しを取って騎乗位の流れになり途中でおっぱいを吸いながらの正常位、そしてだいしゅきホールドでフィニッシュする流れですが、こちらも男の子の表情が見える構図で描かれています。お姉さんのSっ気が強い前の2作に比べると相思相愛のいちゃらぶ要素があり優しい筆おろしという印象でした。

おねショタ

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おねショタという単語の起源は定かではないものの、この単語が流行ったのは艦これのサービスが開始された2013年頃なのがグーグルトレンドのデータとしてハッキリと分かります。Twitterで「愛宕はおねショタ向け」というツイートがRTされてるのを見てから、自分がおねショタという単語を認識しました。艦これ自体に男の子が出てくるわけではないので、おねショタものとして人気ではなく二次創作として流行った感じです。

 

おねショタは「お姉さん」と「ショタ」の略でしかないのでそれ以上の意味を含めるとややこしい事になりますが、基本的に身長差に興奮するジャンルだと思っています。お姉さんをお姉さんと感じる為には何が必要かと考えた場合、「姉萌え」「年上萌え」だとヒロインの設定を盛って魅力を感じさせるのですが、おねショタではお姉さんより年下で身長の低い男の子を並べたら説明がなくとも視覚的にお姉さんと実感できるわけです。

 

エロ漫画では巨乳で豊満な体型のヒロイン像が基本的に好まれるので、その対として竿役がショタというのは女体に小柄な男の子の体が包まれるという要素が強く、エロ的なジャンルとして視覚的に分かりやすくなっています。授乳手コキが爆発的に人気が出たのもジャンルの流行に一役買っているのではないでしょうか。ショタブーム、男の娘ブームの影響なのか、竿役として男の子のデザインの幅が以前よりも広がったのは重要な点です。一般的なエロ漫画だと竿役が誰であるかよりも「いちゃらぶ」「NTR」「凌辱」など内容が全面に押し出されるわけですが、おねショタの場合内容より竿役がショタである事を強調されるのでコアな「獣姦」「異種姦」に近い気はします。エロ漫画誌だと女性上位の筆下ろしが人気で凌辱や輪姦は数が減っているので、竿役にショタに拘る層ははそちらが好きなのかもしれません。

 

エロ漫画的なイメージが強いおねショタという単語ですが、単語が一般的に認知されたのか一般向け漫画の宣伝としても使われるようになってきました。エロ漫画家が描いた本番はないが男の子が受け身でエロ要素が強いもの、男の子の性格がキツい少女漫画・レディコミ系のものが一色たにされておねショタと括られるので混沌としていますが・・・一般向けは表紙でお姉さんと男の子が描かれる事が多く見つけやすくなってる感じです。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の拗らせた見方

男子中学生の主人公が色っぽい同級生の女子をどう見るか?という表情の変化を楽しむ映画です。よく「君の名は」と比較されますが、あちらが超常現象で時間を遡って隕石からヒロインの命を救う話なのに対して、こちらは駆け落ちという名のデートを失敗する度に謎の玉の力で時間を遡って少しづつ引き延ばす話なので話の規模が小さいです。原作ドラマからして恋愛ものではなく、ヒロインは見た目の魅力だけで内面は掘り下げられずあっさり終わるため、アニメも原作よりはヒロインの出番が増えてますが内面はよく分からず相思相愛の関係にならないのは変わらないです。なのでヒロイン目当てで見るなら消化不良でしかないですし、渡辺明夫キャラデザの他のアニメを見た方が満足できるでしょう。男子中学生の視点で物語を進める事に重点を置いた作りなので、男の子の心理描写とか細かい仕草に拘る人なら満足できるかもしれません。色っぽいヒロインとそれに反応する男というアニメは沢山ありますが、男のデザインがイケメンだったり不細工とはいかないまでもモブっぽい感じのデザインが大半で、今作のようにヒロインより背が低くて目が大きい可愛い系のデザインは意外と少ないのでそこに意味を感じられれば見る価値はあると思います。

原作版(実写版)「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の感想

アニメ版を見てから原作版を見たのですが、原作は小学生の話なのにアニメ版は中学生の話に改変されているんですね。原作の小学生という自由だった頃のイメージをそのまま、アニメ版は部活とか勉強で忙しくなってくる中学生に持ってくるのは今考えると違和感があるような気もします。

原作が50分程度に対してアニメ版は90分程度あるので、原作はテンポよく進んでいくのにアニメは原作の描写をところどころ引き延ばしているような感じですね。改変されてる部分を上げるとキリがないですが、原作のもしもの要素は最初の典道と祐介のクロール勝負で祐介が勝ったところを見せてから典道が「もし勝っていれば・・・」という部分でもし勝った時の場合を見せるという所だけでした。アニメのようなファンタジー要素ではなくもう一つの話という事でしょうね。典道となずなの駆け落ちもといデートは駅まで行ったけどまたバスで街に戻って学校に侵入し、夜のプールで2人で泳ぐというものだったのでアニメ版は「もしも」を繰り返してデートを少しづつ引き延ばすのはアニメ版だけの要素でした。

アニメ版が海の中でなずなが典道に別れを告げて海中から上がっていき、フェードアウトするが2学期が始まった学校に典道がいないという投げっぱなしの終わり方でしたが、原作版はなずなと典道が学校で別れた描写はないもののそ、典道はひとりぼっちで夏祭りに戻ったので説明はないが別れたと事を感じさせます。「次に会うのは二学期だね」となずなは言いますが、なずなの両親は離婚して引っ越すのでそれは嘘で叶わない事だと視聴者に匂わせている描写で終わりました。そして、先生と彼氏が歩いてる所に偶然出くわし、先生に花火は横から見るとどうなるのか?と質問するのですが、それがきっかけで先生の知り合いの花火師に花火が打ちあがる所を見せてもらって花火のアップで終わるというものです。

原作はなずなは典道より背が高くて大人びてるので、アニメ版はそれにそったデザインにしてるのが分かりますし、典道の男友達のグループも原作に似せたデザインにしてる事に驚きました。

原作の時点で典道のひと夏の思い出というストーリーで、ヒロインのなずなは周りより大人びた同級生であり恋愛要素がないというものなのにこれをアニメ映画として改変し恋愛映画として売り出すのは無理があると思いました。アニメ版はなずなを色っぽく描いて、典道に異性を見て恥じらう年頃の男の子を反応を楽しむ映画として鑑賞すれば悪くはないのですが、原作の終わり方を見るとアニメ版の投げっぱなしの終わり方はやはりよくなかったと思います。別に恋愛要素が好きじゃないので、くっつかなくて終わるでもいいのですが「典道が学校をサボってどこへ行ったのかご想像に任せします」という終わり方はこれはないよな・・・と満足できないモヤモヤ感が残りました。

アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の感想

ヒロインより隣に並んでいる男の子の身長が低い身長差萌えを強調したポスターやPVに惹かれて、この作品に興味が出てきたですが公開時にボロクソにこき下ろされてるレビューを読んだ時に笑ってしまって結局見ませんでした。良くない印象のまま公開から一か月が過ぎたある日、フォロワーからオススメされたのでこれを機会に観る事に。脚本家は湯煙スナイパーで好きな人だったのでそこも注目している部分でした。

 

人を選ぶ作品というのはよく使われる言葉ですが、今作ではポスターの時点でもう人を選んでいるというのが伝わってきます。ヒロインの隣に並んでいる男の子の身長が低く、髪型は男の子らしい短髪ですが目がヒロインと同じぐらい大きく描かれており可愛さを強調されているデザインだからです。基本的にはヒロインより男の身長が高くて目をヒロインより小さく描いて男らしさを強調しヒロインと差別化するものですが、今作はそれを外した男の子像にする事で身長差萌えと男の子の可愛さを全面的に押し出す挑戦的な作品になっています。ヒロインと男の子が同い年の設定なのになぜ男の子の身長を低くするのかという意味は、大人びた行動をしたいヒロインを強く印象付ける為に、あえて男の子を小柄にすることで見た目の説得力を持たせる為だというのが映像から伝わってくるのですが、これを一般ウケするのかと言えば男をカッコよく見せるデザインにした方が無難で難しいだろうなと思いました。

 

恋愛映画としてジャンル分けされている今作ですが、見てみると恋愛要素というのは薄いです。ヒロインであるなずなが母親の再婚をきっかけに他の町に引っ越す事になり、同級生の典道と祐介に水泳の競争で勝った方と駆け落ちしようとするという粗筋ですが、典道の視点で話は進んで行くのでスタッフロール上はなずなが一番上ですが主人公は典道だと言えます。典道はなずなに自分が引っ越す事と駆け落ちしたい事を伝えられついていこうとするが、なずなが母親と再婚相手に見つかって駆け落ちが失敗するたびに「あの時ああしていれば・・・」となずながもっていた謎の玉の力で間違う直前の時間に引き戻されつつ少しでも駆け落ちの時間が伸びていくという形で話がループしながら進んでいきます。なので好き嫌いという恋愛感情よりも、複雑な家庭環境から逃れる為に相手は誰でもいいから駆け落ちしたいなずなと、なずなに一目惚れしているが同級生という以外接点がなくなずなにどぎまぎしつつも振り回される典道というズレた関係になっているように感じました。一番最初の時間軸で祐介が典道に勝った事でなずなが典道に「典道君がよかったな・・・」と好意があるような事を言ってましたが、終盤で無数の平行世界があると明かされた時、なずなは祐介と楽しそうに夏祭りに行ってたので本心はよく分からないです。

 

ヒロインのなずなが大人びて男に対しての本心が読めない女として描かれているのですが、ここは自分としては好意的に受け取りました。典道の視点で進んでいく物語なので、なずなの視点が余計に入ると話がより分かり辛くなると思ったからです。典道の初恋、そして終わりを描く話として終わるのでなずなは謎の女として意味が分からない存在として曖昧に幕が閉じるのは致し方ないかなと。今作が中学生の逃避行である以上、典道はなずなを駆け落ちの時間を少しづつ伸ばす以外どうする事もできませんし、なずなも逃げても仕方ないのはわかってると悟ってるので、なずなが「また会えるのはいつかな?」と両想いになったわけでもなくまた会いたいと感じさせる最後の別れを言うのはそんなもんなんだろうなと感じました。むしろ典道がなずなに一方的に好かれる形だと気持ち悪いですし、典道が一方的に彼女になってくれと格好つけるのも違和感あるので曖昧なまま終わるのは自然でしょうね。恋愛映画として期待して見た人はとても肩透かしを食らったと思います。

 

なずなの出番が逃避行に入るまで意外と少なく、典道の日常を描くシーンに尺が割かれているので驚きました。ヒロインの魅力を押し出す映画だと思ったら、実際の所は男子中学生の日常を強調した映画だったのです。女子がいない男子だけのグループ、自分の家に友達が入って来てゲームをする風景、男だけで夏祭りに行くあの楽しそうな感じ・・・少年時代に戻りたい男にとっては懐かしいシーンがいくつもちりばめられていて、胸が熱くなりました。美人でおっぱいが大きい先生や、おっぱいが大きい女子生徒がスポーツをしておっぱいが揺れる所に反応する所なんかはエロい事しか考えてない男子のイメージとして最高です。ただ典道となずなの母が若くて美人で姉にしか見えないのはどうかとは思いますが・・・

 

本作の花火は世界が歪んでいるという事を強調するために現実ではありえない花火を見せているというのは分かりますが、毎年花火大会を観てる者としては到底満足できない映像だったはとても残念でした。全体的に映像がボケて見えるのと、背景や乗り物にCGが多様されてチープに感じます。

 

声優に人気の俳優、女優を使って脇は人気の声優で固めてるのは露骨に女性ウケを狙っているキャスティングですが思ったより典道となずなの違和感はなかったです。「良い」とは言えませんが・・・典道の同級生が全員男性声優だったのは良かったと思った部分でした。女性声優の少年の演技は苦手なものが多いので・・・典道の母親役が根谷美智子さんだったのもファンとしてはとても嬉しい所だったのですが出番があまりにも少なすぎたのが残念です。

 

恋愛映画として宣伝しキャスティングは女性に好まれるようなものですが、実際の所は少年時代に戻りたい拗らせた男に向けた内容としか思えず、ファンタジー要素やヒロインが意味不明でオチは投げっぱなしなので万人ウケはしないような作りなので酷評されるのも分かります。ヒロインはエッチで隣にいる男の子は身長が低くて可愛くないと嫌、男の子の性格や仕草が可愛くないと嫌といういわゆるおねショタを拗らせた層に向けたアニメというは滅多にないので個人的には好きな映画でした。設定は同年代ですが。